日本刀を愛好している人は知識量も多く、自分が日本刀を趣味にするには非常にハードルが高いと思う人もいるかもしれません。特に、自分で刀が欲しいと思ったときにも「自分はまだまだだから」という理由で尻込みしてしまう場合も多いと言います。よく勉強をしてから刀剣趣味に触れるということも大切ですし、先に勉強をしておくことで視野も広がります。しかし、本当に日本刀を理解したいと思ったときには勉強だけでは、真の理解は得られません。「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、特に刀剣趣味に関してはよく当てはまる言葉と言えるでしょう。刀を手に入れてみたいけど、自分は知識が足りていないというときには、まずは最初の一振りを手に入れることをオススメします。もちろん最低限の知識は得た上で、自分の予算の中で無理のない刀を選びましょう。実物の刀を手に入れてから、時間を掛けて鑑賞して、文献を読み、また鑑賞して…ということを行えば問題ありません。他にも、同じ日本刀を好んでいる同好の先輩であったり、刀剣の専門店の人に質問することも良い勉強になります。人に直接話を効くことで、日本刀に対する見方が養われてきます。さらに、博物館や美術館などに展示されている日本刀を鑑賞することも効果的でしょう。ただ漠然と見るだけではなく、刀のすばらしさを理解し、奥深さを味わうこともできます。他の刀を鑑賞することで、自分の持っている刀に対する愛着も深まると言われています。そのため、「充分に勉強をしてから刀を手に入れる」のではなく、自分で刀を手に入れてから深めていくということも考えてみましょう。ひとまずは一振りを手に入れて、さらに予算が許せば他の刀を手に入れるということもオススメです。